今までの道のりを振り返って、夫婦とは、家族とは、を

見つめあい許し合うきっかけになると思います。

原田 結婚してもすぐ離婚してしまうカップルも残念ながらおられる。離婚するのではなく、結婚生活をどう続けていくかが大切。継婚式は、夫婦が新しい気持ちで結婚生活をつなごうというセレモニー。だから、私たちも結婚に対しての心構えや、フォローをできると思います。
天野 結婚式は一度きりだけど、継婚式は何度でも出来る。10年後、20年後の区切りとして式を挙げてほしい。全国亭主関白協会の活動を通して、なるべくなら熟年離婚をしないようにと呼びかけ続けてきました。
原田 神が合わせた者どうしを誰も引き離してはならないと聖書は教えています。「夫婦は家庭の土台で、家庭が崩れれば、社会が崩れる」からです。
天野 クリスチャンではないけど、全く同じ考えです。社会の最小単位である家族が原点です。この家庭という原点を見つめ直していく事で、日本という国、そして世界が良い方向に進むと思います。
原田 その通りですね。もし、継婚式が広がれば、大切な家庭という原点に戻り、結婚というものの本質を見直せると思います。そういう意味では本当の結婚式ですね。
天野 現在の日本社会を考えると大人も子供の心もくずれかけているように思えます。夫婦がお互いを見つめ合うという原点に戻ることが今、大切だと思います。 11月16日に佐賀のホテルマリターレ創世で、40代のご夫婦が日本初の継婚式を挙げられます。「子供たちに家族の愛や絆を見せてあげたい」と話して下さいました。こういう思いが、家族の絆を深めていくと思います。
原田 素晴らしいですね。北九州のある学園で話をさせて頂く機会があったのですが、「どんな大人を尊敬できるか」というアンケート調査を行ったところ、一番多かった答えが「結婚している大人」という事でした。 子供たちや若い人達にとって今、結婚は高いハードルなんです。
天野 おもしろい結果ですね。子供たちの為にも、やはり継婚式を挙げる事で、仲の良さを分かってもらい、心を癒すことが大切だと思います。そうすれば子供たちの心が安定してくる。

継婚式が夫婦の新しい文化として定着すれば、日本の未来が明るくなる。

別れないで、もう一度挙式を(笑)

原田 継婚式は新鮮な気持ちで結婚生活をつなぐことだから、50代でも、60代でも、70代でも挙げてほしいです。聖書の教えから見ても、夫婦が互いに赦し合い、認め合って添い遂げる決意を新たにする継婚式は素晴らしいと思います。宗教の枠を超えて、応援していきたい。そして、私達もより良い結婚生活のために聖書の中からアドバイスやフォローをしていきたい。
天野 そう言って頂けると嬉しいです。牧師は全亭協の会員でもありますよね(笑)。
原田 私が全国亭主関白協会に興味を持ち、入会したのは、「夫が変わろう」という立場に立った組織だったからです。聖書の中では、男性は女性を命懸けで愛する事、そして、女性はその男性に従う事というのがあります。ジョークですが、命懸けで愛さない男性に女性は従 う必要がないということです(笑)。私は、男性がしっかりと家庭をリードして女性を愛する事を伝えてきました。その頃、天野さんの文章に出会ったのです。 天野さんは笑いを交えながらわかりやすく大切なメッセージを伝えていたことに、笑いながら感動しました(笑)。キリストはいつも、相手にわかりやすく本 質が伝わるように、教えていたんですよ(笑)。
天野 今まで講演会をたくさんやって、少しずつ種を撒いてきました。その集大成が、この継婚式だと思っています。自分のライフワークだと思って全力で広めていきたいですね。
原田 私はフードバンクという食糧支援をやっています。食糧支援をやりながら家庭支援につなげているのです。その目的は継婚式と同じですね。
天野 継婚式は熟年カップル以外に若い人もやってほしい。
原田 そうですね。若い人達は結婚願望が小さいように思います。継婚式をして結婚の素晴らしさを感じてほしい。そして、子供たちが安心して、結婚や愛に夢を見られる世界を作って欲しい。
天野 結婚生活において、相手の欠点を受け入れ許す事に気付いた時、夫婦円満の道が開けます。
原田 若い人達は結婚しても、アドバイスをもらう事が出来ない。結婚という初めての事を経験しているのに、子供が出来て親となります。昔は、親やおばあさん、おじいさんがいて支えてくれた。今は核家族になり、何のアドバイスも支えもないのが事実。だから、全亭協や教会を通して結婚とは何かを学んでほしい。そして、全亭協や教会から広がるネットワークで、皆で支え合っていける社会になれば良いと思 う。
天野 私もそう思います。是非、応援をしてもらいたいです。
原田 愛の本質は全て一緒だと思います。天野さんがやられている事は素晴らしいと思います。
天野 継婚式がひとつの日本の文化として広がっていく事を願っています。




全国亭主関白協会会長
・Rino 編集主幹

天野 周一 氏

あまのしゅういち


総合女性誌「Rino」の編集主幹。21世紀の夫婦円満、家庭円満の新方程式「愛の三原則」「非勝三原則」などを各種メディアで発信する、全国亭主関白協会の会長であり、 自称、日本で一番妻の尻に敷かれている男。著書に「亭主力」(角川SSC新書)「妻の顔は通知表」(講談社)などがある。
牧 師

原田 昌樹 氏

はらだまさき


牧師であり、全国亭主関白協会の会員。2000年に牧師資格を取得し、子育て支援と自立支援活動に取り組む。2013年に「フードバンク北九州ライフアゲイン」を設立。品質や安全性に問題がないのに処分される食品を提供してもらい、必要としている福祉施設や生活困窮者に無償で提供する活動を行っている。


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