フリーマガジン 『Rino』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


妻の料理は深い。恐らく愛が隠し味になっているのだ。だが、貰った料理を食べて、上には上があると知った(笑)。

 愛妻の友人は料理の達人が多いらしく、夕食時には常に、お裾分けのおかずが並んでいる。先日など、同時に3人の方から頂いたらしく美味しい食卓となった。「いや、これは美味しい」と次々とご相伴に預かった。その中で、どうしても旨いとは言い難い一品があり。「ちょっと、これはねぇ」と、頂いて言うのも何だが、つい本音がポロリ。「それだけは私が作ったもんなんですけどっ」まずいっ。料理もまずいが、雰囲気がとにかく、まずい。もはや後戻りはできないが、「しかし、よーく味わってみるとこの料理が一番深い」などとフォローを入れたが、「深いって何なのよっ」ときた。「いや、後味がいいというか、のど越しが旨いというか」「ヘッ私の料理はビールかいっ」いやはや。ちゃぶ台をひっくり返されなかっただけ良しとしよう(笑)。
 はてさて亭主関白がちゃぶ台を引っくり返していたのは今は昔。今では妻が引っくり返す時代となっている。そんな奥様達に、私はキッパリと言っておきたい事がある。揚げ物は拾い集めやすいが、汁物だけは勘弁して欲しいものだ。ぞうきんが何枚あっても足りはしない。しかも、スパゲティなどは食器棚と食器棚の間に入って、拾い辛い拾い辛い、って、そこかよ(笑)。そして、愛妻のご友人に一言申し上げます。大変美味しいお惣菜いつもありがとうございます。よろしかったら、私にメールで、こんなん作りましたと写真入りで事前にご一報頂けませんでしょうか(笑)。 はてさて亭主諸君。貴殿の奥様のお料理は美味しいでしょうか、はたまた、まずいのでしょうか?後者の亭主にはっきり言いたい。あるだけましじゃないですかっ(笑)。



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