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愛妻が仕掛ける罠は実に巧妙で、それをかわすことが出来ない亭主は、次々と敗れ去っていく。それは、何の前触れもなく突然やってくるのだ。「不意打ち」である。たいていの場合、ソファに寝そべってリラックスしている時がお約束タイムになっている。「あなたっ、これは何なのよ!」。このとき亭主の行動は2種類しかないことが判明している。ひとつは、心臓が凍り付いて、身動きが出来ず口から泡を吹く。又は、ソファから転げ落ちて、テーブルの角に頭をしこたまぶつける。の、どちらかであろう。いずれにしろ、ジタバタしてシッポをつかまれることになるのだ。女は第六感で動いているから、腑に落ちないと動けない男が勝てるはずもない。しかも、その第六感はほとんど当たっているので恐いっ。
が、全亭協では、女の第六感を打ち破る大ワザを、とうとう開発した。このことによって、新亭主関白道の6段以上は家庭内生存率を飛躍的に高めることに成功したのである。その内容は、某テレビ局で進行している2時間スペシャル企画で、天野自らが披露することになっているのでお楽しみに…。ではリセット読者に申し訳ないから、ひと足先にこの大ワザを発表する(笑)。
それは、「男の第七感、微笑み返しの術」である。理屈は簡単である。女の第六感は、明確な証拠があるわけではなく、「これは、何なのよ!」というセリフによって亭主がどう反応するか、それから証拠をつきとめるというレトリックに気付いたのである。この時、慌てることなく、美しい笑顔を返すだけでいい。口角を思いっきり上げ、ニッとやさしく微笑むのだ。あまりの美しい笑顔に、「あれ、私、何でこんなに熱くなってるんでしょ」と狼狽し、追求の手がパタッと止まる。ウソではない。この大ワザの開発で、何度命拾いをしたことか(笑)。会員が向き合って常に笑顔の研究をしているのはその為で、オヤジに一番不足している、美しい笑顔を磨くことこそ夫婦円満の秘訣なのだ。ただ、「そこまでして悪いことを隠す必要はないだろう」という意見が出ないのはいかんともしがたい。男とはつくづく情けない生き物ではある。
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