フリーマガジン 『リセット』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


 亭主はハメを外してはならない。妻は反撃のチャンスを逃さない。

 テレビ出演の本番前、メイク室に入る。殺人犯のような顔から、せめて窃盗犯レベルに映りをよくするためだ(笑)。
 今日は、室井佑月女史と、「亭主関白はありか、なしか」で討論をする。スタジオでは、先日行われた、全国亭主関白協会の東京全国大会の模様を見ながら、みんなが笑い転げている。この番組では、天野が出演することがゲストには伏せられており、「亭主関白なんて時代錯誤、ムリムリ」となったところで登場だ。時は熟した。よし、グッドタイミング。
ディレクターが背中を押す。
「ごめんなさい、天野でーす」
「ギョエー、天野会長だ!!」
さしもの室井女史も驚いた。それまでのトーンは一気に下がり、全亭協の目指す新!亭主関白論に拍手喝采ではあった。
 ただ、「全亭協の皆さんは、そんなに尻に敷かれてまで、何故奥様と一緒にいるんですか?」の質問には参った。「恐くて、別れる事も出来ません」と切り返し、笑いを取った後、「それは冗談、本当は妻を心から愛しているからだよ」と。ここは名古屋の東海テレビ。九州には映っていない(笑)。言いたい放題である。めでたし、めでたし。
 では終わらなかった。名古屋の会員が録画してくれたDVDが、私の留守中に自宅に送られてきていたのだった。
 そんな事とはつゆ知らず、夕食のテーブルについた私は驚いた。
「あなた!別れてあげてもいいんだけど」こらぁ。中村二段、録画はちゃんとしとけっー。「恐くて別れる事も出来ません」から、すぐコマーシャルではないか!
 しかも、「テレビ映りはどうだった?」と聞いたら、「あなたのテレビ映りってフランケンシュタインと外人のハーフみたいだわね」って誉められたじゃないかっ。室井女史が必要以上に驚いた理由はよーくわかったけどね(笑)。



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