フリーマガジン 『リセット』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


 妻を諫める(叱る)凄いワザを開発して、関白道の九段を取得した会員がいる。

 全亭協の第41回定例会議において、日本初の関白道九段が誕生した。その模様は、TVの「ザ・ワイド」やNHK総合ラジオで放送されたので、全国的話題になっていることだろう。世の中には様々な段位があるが、亭主関白道において九段を取得するのは、ほぼ不可能とされていて、おそらく今世紀中には出ないだろうと予測されていたほどである。が、あっさり出た(笑)。それは、愛妻や子供を諫める(叱る)という世にも恐ろしい行為を、いとも簡単にやってのけるというとんでもない裏ワザを開発したからだ。しかも、叱っている最中にも妻や子がニコニコと素直に話を聞くという、前代未聞の大ワザで、まるでトリプルルッツを3回続けてやってのけたようなもの。公開するのはもったいないが、会員獲得の為、あえて披露する。
 あっ、その前に(引っ張る、引っ張る)リセットのブラザー誌である、北九州の「おい街(定価300円)」、筑後の「月刊くるめ(定価300円)」に、天野周一の日々を赤裸々に綴った、「日々是好日」じゃなかった、「日々是口実」という日記風連載が始まった。名もなき通りすがりのダメオヤジが、いかに苦労して生きているかを綴った力作を是非お読みになっていただきたい。コマーシャルはこれぐらいにして本題に移ろう。
 九段が妻子を叱る時である。まず、愛妻や子供を叱るために、「小遣いをあげるから、リビングにおいで」と誘い出す。
 次に「はい、少ないが、とっておきなさい。好きな物を買うといい」。喜びが頂点に達したところを見計らって、「今日は苦言を呈させて頂きたい」とおもむろに話し始めるのだ。なぜかいつもの反撃もなく、話を最後迄聞いてくれるという。素晴らしい。肉を切らせて骨を切る。これぞ関白道の真髄。新!亭主関白とは、いかに上手に尻に敷かれるか、そして、いかに妻を愛するか。果たして、九段は弱いのか強いのか、さっぱりわからない凄いワザである。
 いやはや恐れ入りました。



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