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女が好きな言葉は「一番」である。断言できる。多くの亭主族はそのことに気付かず、場外乱闘を余儀なくされている。
全国亭主関白協会では、この季節から12月の大晦日までを「一番月間」と呼び、ありとあらゆる機会を通じて『キミが一番』を連呼している。パーティなどの季節になって二人で出かける場面が多くなるからだ。
普段無口なパートナーでも仲の良さをアピールしよう。(仮面夫婦か!笑)そのためには、パーティ会場で、時々耳もとに囁くことを奨励している。
「キミが一番美しいよ」
「キミのスタイルが一番だ」
「キミのドレスが一番おしゃれだ」
”一番“をはさみ込むのがなによりで、ほら満面笑顔になっていく
全ての女は自分が一番でなくては納得がいかない生き物で、二番を決して許さない。
そういう意味において、女は、男からウソをどんどん言って欲しい願望があるのかも知れないと思う今日この頃だ。
だからこそ、たとえ男の浮気が発覚してもウソを突き通すべきで、決して本当の事をゲロしてはいけないという証であろう。
もちろん天野は今まで浮気をしたこともないし、見たことも聞いたこともない。もしあるとしたら全て夢の中の出来事だったのだ。愛妻に誌面を借りて言い訳をしているのではない。なんで長い髪が私のスーツに付いていたかが問題なのだ。
ってやっぱり言い訳をしているっぽい、みたいな。
さて2007年問題が取り沙汰されている。この年に団塊の世代が何百万人と定年を迎えるらしい。
定年後、夫婦二人で過ごす時間が必然的に多くなるだろう。仕事ばかりで女の本質を研究してこなかったツケが必ず回ってくると睨んでいる。
夫婦が強い絆で結ばれていると思うのは大間違いで、定年を機に愛妻から三行半を突きつけられないよう、今すぐ全亭協に入会しよう。
誤解されるといけないのではっきり言っておく。
全亭協の会員は愛妻に頭があがらない集団ではない。頭をあげないだけだ。
頭をあげれば、何が飛んでくるかわからないんだもの。
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