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 「君に読む物語」と「君に読めない物語」どちらも夫婦の新しいかたち。

 「君に読む物語」が映画も本も静かなブームになっている。この本の帯に推薦文を書いているので、一応気になってはいる。

 映画も本の方もじんわり泣けてきて、夫婦のあり方は、こうでなくっちゃ、と必ず感動するからオススメだ。一方、私の「妻害対策危機管理マニュ・あれ?!」は、ブホッと笑えるだけで、誰も感動したとは言ってくれない。つまり、「君に読めない物語」だった。

 さて、本題である。女の嫉妬は幾つになってもとどまることを知らないから困りものだ。つい先日も大変だった。会社で下痢気味だった私は、くしゃみをした瞬間不覚にも、うんちを漏らしてしまった。コンビニで慌ててパンツを買って、もちろん履きかえた。 そのことをすっかり忘れて家に帰ると、思わぬ誤解を生じてしまった。一応本当のことを説明したが、日頃の行状のせいで、なかなか信じてもらえない。

 男なら誰でも経験があると思うが、弁解をすればするほど、話がややこしくなる。第3者の、しかもうら若き女性から誤解であることをきっぱり断言してもらうに限るのだ。納得してくれないと、ことあるごとに責められても困る。

 こんな時は、全亭協では愛妻を誘ってデパートに買い物に行くことを推奨している。エレベーターに乗り込んだら、おもむろに切り出そう。

「キミがあれこれ想像するのは勝手だが、私の身は潔白だ。パンツを履きかえれば浮気をしているなんてナンセンスだ」

 そして、エレベーターが4階にさしかかる頃にキメゼリフを言う。

「そんなことは、こんな若いお嬢さんでも分かることだっ」エレベーターガールに

「ネ!キミはどう思う?」

「誤解(5階)でございまーす」

「ありがとう」もちろん、エレベーターを降りたら、婦人服売り場だから、スカーフなどを愛妻にプレゼントすることを忘れてはいけない。



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