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 嫁、姑戦争に、根本的解決法が見つかった。

 イラクもアフガニスタンも大変なことになっているが、全亭協会員の頭痛のタネは、嫁姑戦争である。

 ところが、つい先日の会議で、嫁姑戦争を一気に解決する究極の一手が提案され、会場は興奮のるつぼと化した。しかも、春の会員増強キャンペーンで入会してきた新人の裏ワザだった。某テレビ雑誌を編集している人間で、全亭協の9人目の正会員として登録されたのは言うまでもない。

 私たちは体験談に聞き入った。「私、今すぐ家を出ます。もう耐えられません」会社にかかってきた愛妻からの電話だった。

 仕事を中断して家に帰ったら、嫁と姑は当然別々の部屋。その空気の重いこと、重いこと。ふたりを同じ部屋に集めることもできず、ただただオロオロする会員。わかるよなぁ。ありとあらゆる仲裁の方法を考えたが、答えは見つからず。苦悩の日々は過ぎて3日目、突然ひらめいた。

 几帳面な会員は毎日の出来事を事細かに手帳に書く習慣があった。この事は、愛妻も知っている。肌身離さず、持っている手帳を、その朝家に忘れてしまった。仕事を終えて家に帰るとウソのように部屋の空気は軽く、夕食も心なしか豪勢であった。あの日は一体、何だったの?的心地よい空間になっている。手帳作戦が上手くいったのだ。

 その手帳を見せてもらった。嫁と姑のいさかいに、いかに心を痛めているかが、セツセツと書いてあった最後に、妻をどれだけ愛しているか、母をどれだけ大切にしているかという会員の想いがストレートに書かれていた。

 ウマイ!ざぶとん3枚。手帳を何げに発見した愛妻は、会員の心境に涙したことだろう。そして姑にも読ませてあげたに違いない。

 それからというもの、嫁と姑は非常に上手くいっているという。新入会員には前例がないが、8段の認定証が授与され、拍手が鳴りやまなかった。

 このような地道な活動を認められたのか、全国亭主関白協会は、罪団呆人になることが決定した。これにより、正式名称は、「罪深き、アホな亭主の集団」という冠を頂くことになった。財団法人とは似て非なるもので注意して頂きたい。 次の会合は、一般の方に公開して実施するという案が可決されたのはいかがなものか。(罪)全国亭主関白協会は9名になった。とにかく嬉しい。



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