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私は知っている。女が喜ぶ究極の方法を。
キーワードは、「思いもよらなかった」である。このことを知らない男は、予告ばかりして、女の喜びを半減させている。
どころか、実行できなくて大ゲンカになっている。
「今度の日曜日、ドライブに行って、映画を観た後、久しぶりに食事でもするか」水曜日の予告だった。計画のある日曜日には必ず仕事が入る。
これはもうお約束である。金曜日には例の言葉を言わなければならない。「ごめん、ウソついてた」かくして愛妻は深酒となり、延々と愚痴を聞かされ、最後はむこうずねを蹴られたりするのだ。
イテテテッと風呂掃除をしながら、「水曜日に、何であんなこと言ったんだろう」と必ず反省するハメになる。日曜日の朝、黙ってドライブに誘って、「映画でも観よっか」、そして食事をする。これが正しい方法だ。
「今日は楽しかったワ、思いもよらなかった」これで1ヶ月はもつ。何が。 「思いがけない」がキーワードであることを知っているお店は流行っている。
流行るお店は付録を付ける。そう、思いもよらなかったは、「付録」の事である。 メニューに無かったデザートや、コーヒーのおまけが女は想像以上に嬉しかったりするのだ。
20万もするパソコンを買うのに数千円の商品券が付いていたりすると、その商品券に目がいって、「まだ今のが使えるじゃないっ」とお店に着くまで喚き散らしていたことをすっかり忘れてくれるからありがたい。
そう、女を喜ばせるのは本体よりも付録である。 今はたいして役に立たないが、私の下半身についている小さな付録が愛妻を喜ばしていた時代もあった。 全亭協の会員には付録を錆つかせないように常に注意をうながしてはいるが、実践した話はついぞ耳に入ってこない。
「これがちょうど欲しかったの」とパソコンの付録で買ったミキサーに山芋とオクラをいれたゾー…。 なんと精力がつきそうなメニューではないか。 できるだけ早く眠りについたが懸命じゃないでしょうかっ。
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