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テレビを見ながら、「あの娘かわいいよネ。」と言うと必ず返ってくる言葉がある。「どこがっ」
どこが?と言われても困るが、「貴方の次に」というフォローを入れるのが全亭協会員の心得だ。つまり、女は他の女の美しさやカワイさをなかなか認めたがらない気がしてならない。
少々顔が不自由であっても「私が一番かわいい」と思い込んでいるフシがあるとみた。
その点、男は違う。「あいつカッコいいよナ」「ンダ、ンダ、あんな風になれないもんかな」と、素直である。
愛妻と共通の知り合いの女性が最近メキメキきれいになっている。シミやシワもなく、肌も透きとおるように白くなっていく。
3人で食事をしたが、そのことは全く話題にのぼらない。帰りの車の中でポツリと呟いた。
「ゼーッタイ何かやっている」
「ほー、君も気づいた?最近きれいになったよナ」即座に返ってきた言葉は、
「どこがっ」であった。
かくして女の美の戦いは永遠に続き、なぜ美しくなったかというお手入れ方法については、「聞かない」、「言わない」、
「教えない」のベールに包まれていく。 全亭協では、『女は負けを認めたがらないよナ研究班』を新しく発足したほどであり、忘年会での発表を今から楽しみにしている。
あっという間に12月。今年もいろいろあったが、なんとか無事に乗りきった。ちょっと油断をすると、男が捨てられる時代である。
女の本質を知れば知るほどやっかいではあるが、粗大ゴミと言われないためにも会員は団結していこう。
全国亭主関白協会の「志」はあくまでも低い。
リセット読者の皆様、良いお年を。トゥービーコンティニュー。
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