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 2003年度、全亭協大賞は、《みのもんた》に決定した。表彰式はない。

 常々思っていた。女はよく笑う。念の為、  女子高生の前で箸を転がしてみた。やっぱり、腹を抱えて笑っている。が、よくよく観察してみると年齢が上になればなるほど、笑いながら手を叩くようになってくる。

「ハハハ、パチパチ、ハハハ、パチ」である。手を叩く回数は年代別でほぼ決まっているようで、30代になると「パチ、パチパチ、ハハ、パチパチパチ、ハハ」のようだ。40代は拍手だけでは物足りないようで、人の体を叩きながら笑うようになる。

 「パチパチ、パタパタ、ワッハハ」というリズムが主流である。友人のニューハーフ(カミングアウトしていない)も、やっぱり同じ仕草をするが、スーツをバリッと着て、私をパタパタたたくのは、やめてもらいたい。

 ここで素朴な疑問が残る。10代から20代前半の女性が笑う時に、おなかに手を当てるのは何故?年齢が上がるにつれ、手を叩くのは何故?全亭協はとことん追求する。

 試しに愛妻を笑わせてみて分かった。どうやら、おなかの場所が行方不明らしい。

 若い頃は自分の笑い声が脂肪の少ないおなかに響いてくるから、しっかり押さえなければ心もとないのだろう。

 歳月が経ち、2段、3段に進化してきたおなかは、よじれない仕組みになっていて、手で押さえる必要がなくなり、例のパチパチに発展するのだ。

 かくして、その習慣を熟知した『みのもんた』は、自分の番組に大量のおばさん達を投入し、「パチパチ、パタパタ、ワッハハ」のウェーブを作り出す。

 つまり高視聴率の陰には女ありなのだ。いやはや、彼ほど、女を熟知している男を私は知らない。 2003年度の全亭協大賞は、『みのもんた』で決まりである。さて今回のコラムは何ヘェ〜だろうか。



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