フリーマガジン 『リセット』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


 男はウソをつくのではない、女にウソを言わされるのだ。

 「自分の妻がこんな美しいとは思わなかった」絶対絶命の時、大逆転ホームランを打つには、この言葉が効く。

 50歳にもなってウソはつきたくないが、身の安全を確保するためである。女は褒められたがっている。いくつになってもだ。

 女が化粧をし、洋服で着飾るのは男のためではなく、同性に対してちょっとした優越感を味わうためであるのは、周知の事実だが、同性から褒められるより、男から褒められる方が案外嬉しいのかも知れない。

 全亭協では、「1日1回妻を褒めようキャンペーン」期間中で、全国8名の会員は日々苦労しているようである。このキャンペーンは、関東支部長の発案で、髪型が変わった奥方に「ずいぶん若返ったね、可愛くなったよ」とつい口がすべったところ、18年冷戦が続いていた夫婦間に一筋の光りがさし、それ以来、晩酌のビールが増えたという驚愕の事実から始まった。

 褒めるところはどんなことでもいいらしく、北海道支部長は「その服似合うね」専門家としてその地位を着々と確立しており、新入会員である熊本のY氏はささいなことを頼んでも「ありがとう」を言うことにしたら、さらに効力があります。と嬉しいメールが入った。

 全亭協の弱っちい会員は、平成14年度を何とか無事にのりきり、忘年会は多いに盛り上がった。ところが私の浮気発覚事件はまだ未解決であり、平成15年度の会長辞退を申し入れたが、再選されてしまった。

 ということは、本コラムは今年も続くわけで、私の「女の研究」は永遠の課題となりそうで、嬉しいやら恐いやら、トホホな一年の幕開けである。本年もよろしくご愛読のほどを。あっ!ハッピーニューイヤーを忘れていました。



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