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人生はハプニングの連続で、予想だにしないことや訳の分からないことが山ほどある。
湯呑みが手に引っ掛かってこぼれた時、封を切ったばかりのタバコが必ず側にあって、濡れているのは2、3本だと思っていたら、吸えるのが2、3本しかないこと。
織田裕二のようにカットを頼んでいたのに、目を覚ますと毎度、毎度、○成○のような髪型になっていること。
確かに右ポケットに入れた電車の切符が改札口の前で見当たらず、入れたはずのないポケットから見つかること。
混んでいるうどん屋さんで、私より後に来たお客さんに、必ず先に天ぷらうどんが運ばれてくること。
数え上げたらキリがないが、一番不思議なことは女の第六感だ。
例えばの話である。ほんの出来心から浮気をしたとしよう。香水や口紅は付いていないだろうか、下着を裏返しに履いていないだろうか、マッチはポケットに入っていないだろうか、と細心の注意を払い、そのうえに特上寿司をお土産品に持って帰ったにも関わらず、玄関のドアを開けたとたんにである。「あなた、浮気してきたわね」なのだ。
かくして特上寿司を頭からかぶることになり、車の中で一夜を明かしたりする羽目になるのは何故だろうか。玄関を開ける前に深呼吸を3回もしたのがいけなかったのか。それとも「ただいま」の「た」がかすれたことなのか。アンビリーバボーである。
もっと訳が分からないのは、こんな信じられないことが、たったの1日のうちで起こることである。11月8日、すすり泣きながらコラムを書いている。こんな時に全国亭主関白協会のことを大阪毎日放送で取材をしたいと依頼があった。収録日迄には愛妻と仲直りをしなくては、会長としての威厳が全く保てない。寒いので、とにかくエンジンをかけよう。グスッ。
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