フリーマガジン 『リセット』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


 「女を褒めたいなら、本当のことを言ってはいけない。」

 男は「性格が悪くても美人」とお付き合いしたいと誰もが思っているが、何故か結婚する相手は「顔はそこそこだが、性格のいい女」を選んでしまうようだ。が、この真実を口に出して言う男がほとんどいないのは、女は「自分が一番キレイ」と思いこんでいる生き物であることをよく知っているからだ。

 試しに、女を褒める時「顔はそこそこだが優しいから大好き」などと、本当のことを言っても少しも喜ばないどころか、ビンタの一発も飛んできたりするが「君は性格は悪いけど顔がキレイだから大好き」とウソをついた方が微妙に喜ぶのである。

 男の場合は全く逆で、天野周一や木村拓哉に「キレイな顔が好き」と当たり前のことを言われてもムッとくるが「男気がある」などと、性格上のことを褒められるのが一番嬉しいのだ。

 つまり女は抽象的な褒め言葉ではなく、具体的な褒め言葉だけを望んでいるらしい。だから女と永く付き合っていくなら、決して正直であってはいけない。

 「顔はそこそこだが性格がいい」女と結婚しても、口では「性格は悪いが、君の顔に惚れた」と言い続けよう。

 もし「顔もそこそこで性格も悪い」女と結婚した場合は、ウソの上にウソを重ねて生活するほかはなく、具体的に美しい部分を見つける努力をするべきである。

 手や足、うなじ、背中、爪、髪などをそれとなく褒め続けることだ。もしキレイなところが一つも見つからないときは、禁止手ではあるが「骨」を褒めてみよう。

 「君の骨格はなんて美しいんだ」とでも言ってみよう。だが、「私は理科の標本かい!」と言われて、アバラ骨などにヒビが入っても全亭協では責任はとれない。どころか、ドサクサに紛れて木村拓哉と私を同列に扱ったことを心から陳謝しておく。



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