フリーマガジン 『リセット』 で大人気連載中の会長執筆のコラムをご紹介いたします。


 「女の涙は最大の武器」は「女のパンツは最強の武器」の間違いだったらしい。

 女にも、そして男にも「色気」が大切だ。抱きたいや抱かれたいと思う感情があるうちはすべてがうまくいく。そのために注意を払わねばならないことが二点ある。第一点はオナラで返事をしないこと、もう一点は足のくるぶしまであるパンツを履かないことである。

 私が何かを頼む時、ハイが「プッ」で、イヤが「プー」であることに気付いたのは最近のことであったが、偶然だと思いたいし、我が家だけの習慣であってほしいと心から願っている。

 若い頃は、手のひらに隠れるようなパンツを履いていたような気もするが、途中からヘソの上まであるパンツを履くようになり、ふと気がつくと、膝の上までの長さになっていた。

 驚いたのは今朝のことだった。とうとう全身がパンツになっていたので「おまえは江頭2時50分か」と危うくツッコミを入れそうになったが、グッとこらえて「そりゃ暖かいだろう」と他に何と形容すればいいのか。おそらくツチノコを見たと騒いでいる人間は、このパンツを履いた女を見たに決まっている。遠い記憶を遡ると、女の下着には赤やピンクといった色があったような気もするが、最近はチョコレートのような色が主流らしく、そればかり身につけていると、肌もチョコレート色になることが判明した。

 全国に6名にも増えた全亭協の会員に緊急アンケートをとったら、「会長のおっしゃる通りです」とメールが届いていたので間違いはない。

 だからなんなんだ、と言われれば何の反論もできないのがつらいところで、東京支部長からきたメールに、「そんな妻が、こじゃれたパンツを履いてベットに入ってきた時が大変です」と書かれていたには思わず同情した。

 もちろん、「支部長のおっしゃる通りです」と返事を出しておいた。パソコンのスイッチを切り、そっと寝室に入ると、愛妻が「今日は寝苦しいわ」とポツリ。さてもう少し、会員とメールのやりとりをしてこよう。「おやすみなさい」。



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