亭主が夫婦喧嘩に勝つ訳がない。妻は、亭主の話など聞いてはいないのだ(笑)

 トランプ氏がアメリカの大統領になるなんて、誰が想像しただろうか。と世界中が騒いでいるが、私は動じない。なぜなら、あんなに弱く可愛かった愛妻が、こんなに強くたくましくなったという驚きからすれば、屁のカッパである(笑)。つい最近も玄関先で、友人の奥様と大きな声で何やら話込んでいたが、話の内容が聞こえてきて怖い思いがした。相手の話など聞いている節はないのである。つまり、全然違う二種類の話が飛び交っているだけで、時々、「さっき言ったでしょ」「さっき言ったじゃない」が合いの手に入ってくるだけのようだ。
それでも平行してふたつの物語は進み、「じゃあね」で別れるといった具合である。とにかく真剣に相手の話を聞く姿勢が微塵もないのだ。「で、さっきの話は何だったんだい?」と聞けば、「さぁ、記憶にない」って、何なんだよっ。記憶にも残らない話を1時間も立ち話をすること事態が凄すぎる(笑)。男は、ひとつのテーマを話し、結論を出すというのに。ようやくわかった。亭主が夫婦喧嘩に勝つ訳がない。何しろこちらの話など聞いていないからだ。
しかも結論を出す気も無いから、一方的に押し込まれるだけである。ひょっとしたら、ただ、しゃべりたいだけ、怒りたいだけではないだろうか。それなら、夫婦喧嘩に亭主も真剣になるだけ損ではあるまいか。
 来年こそは、「人の話を全く聞かない」ワザを習得して、愛妻のような幸せな人間になろう。そう心に誓った年末である。
 ふと気づけば、もう師走。来年も夫婦円満の方程式を研究開発したいものだ。




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