妻のふたつ返事、「ハイ」をついぞ聞いたことがない。今では何を頼んでも「ホウ」である。ふくろうかっ(笑)。

 全亭協調べによると、結婚して数年経つと、妻の「ハイ」を誰ひとり聞いた事がないという結果が出ている。そう、ふたつ返事といわれる「ハイ」である。あの頃は良かった。「新聞取ってくれる?」「ハイ」。「中華料理でも食べに行くか」「ハイ」であった。今では、何を言っても、頼んでも「ハー?」である。「イ」は何処に行ったのだろうか(笑)。「ハイ」から「ハー?」になる間には確か、「ハイ、ハイ」と二つになっていた記憶がうっすらとある。「ハイ」は一つでいい!の「ハイ、ハイ」だ。それでも、「ハァー?」よりましではあった。
まだ「イ」が残っていた。ほんの短い「ハァー?」ではあるが、暗に、「そんなの自分でやりなさいよっ、このかいしょ無しが」的本音が含まれているものだ。ところが驚く事に、それが進化していくと、「フーン?」になる。こうなれば、「ハイ」の「ハ」の字も「イ」の字も跡形もなく消えている。もはや「フ」である。ところがこれもまだ良かった方である。つい最近、「新聞取ってきてくれる」と何気に言ったら、「ホウ」だった。「ホウ」ってどうよ。もはや、究極の返事ではあるまいか。本意は、「この私に頼むの、あなたが」と推測されるのだ。
こわーい。ふくろうじゃないんだから、「ホウ」はやめて欲しいものだ(笑)。こんな事を書けば、「天野さんの奥さんて、とんでもない人ね」と思われるだろうが、そうではない。本人の名誉の為に言っておくが、人付き合いが良く、いつも笑顔を忘れない、誰にでも優しい人である。私以外には(笑)。
 これから暑い夏本番。亭主諸君、くれぐれもご自愛召されい(笑)。




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