亭主は、定年退職後を油断してはいけない。せめて、昼食だけは自分で作らねばならない。

 亭主は命がけで働いて、定年退職を迎える。これを世間では第2の人生が始まるという。セカンドライフ。何と夢のある言葉だろうか。ようやく自由を手に入れ、好きな事をして暮らせる。誰もがそう思うだろうが、そうはいかない。第1の人生以上の困難が待っているようだ(笑)。それは夫婦二人っきりで毎日を過ごす事を意味する。亭主はさほど気にしないが、妻は気にする。どころか迷惑がっているという事実をまず、腑に落とさなくてはならない。例えば食事。朝は義務で、夜は仕事で作っていた料理に、昼食まで作らねばならなくなるってどうよ状態なのだ(笑)。
 そこで全亭協では、第2の人生の心得として、昼ごはんだけは自分で作るか外で食べるかを徹底させる(笑)。なぜ、そこがキモなのか、よく考えると分かろうというもの。職場で亭主がワンコインランチを食べている頃、妻は2000円のランチをご友人と食べていらっしゃるのだ。その時間が唯一の息抜きで、情報交換の場でもある。それを、亭主の為に奪われる位なら、「首を絞めたろかーい」になるに決まっている(笑)。従って、我々全亭協五段以上になると、もはや定年前から料理教室に通うことがブームになっている。テレビによく、中年男子が料理教室で頑張っている姿を目にする事があるが、ほとんどが、全亭協会員かも知れない(笑)。
 事程左様に全亭協の活動は家庭内を明るくしているはずだ。幹部連中は毎月の定例会では、妻から笑顔を引き出す心とワザを磨いているのだ。6月は、正しい土下座の講習会を予定している。妻がどんなに怒っていても、この土下座を見たら必ず許してくれるというポーズを開発した。多数のご参加を待っている。って、何なんだ、全亭協(笑)。



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