地震の真っ只中に書いている。この時にも余震が。本号が出る頃には落ち着いているといいのだが。

 隣県熊本や大分が震源地であったが、地震の怖さを身をもって体験した。地震対策は常日頃、見聞きし、それなりに用心はしていた。ところが、いざ本番になると、頭が真っ白になるだけであった。愛妻とヒシと抱き合って、震えているという体たらくであった。揺れがおさまって、思わず突き飛ばされたのは夢であったと思いたい。いや、夢だと思う事にした。
 我家では幸い被害はなく、安堵しているが、余震は続き、これから何が起こるかわからない。ただ、気象庁の発表には驚いた。最初の地震が本震だと言っており、余震に気をつけて下さいと連呼していた。ところがその後に大きな揺れが来たら、それが本震で前のは前震だったそうである。少しは長く生きているが、こんな例は記憶にあまりない。地震予知が困難である事はよくわかるが、せめて本震か余震かぐらいは想定できなかったものか。庶民の常識では余震はだんだん小さくなるものと理解していた。天災だから仕方がないが、命にかかわる事象だ。それと、携帯の地震予報のアラームも再考の余地があろう。鳴っても来ない。地震と同時に鳴る。何か意味があるのだろうか。こんな時に不謹慎ではあるが、地震恐怖症と共にアラーム恐怖症に陥っている。
 報道を見ていると、被災地の大変さは想像以上のもの。何か力になる事はないかと想いを巡らせている。地震と火山の国、日本列島。北から南まで安全な所はない。この事だけは紛れもない事実。プラス原発立国。普段は天下の楽観主義だが、愛妻から突き飛ばされたショックが、まだ尾を引いているのかも知れない……。



 戻る